流通サービスの拠点化
倉庫といえば品物を預けるだけの、保管場所として役割が主でした。高度経済成長の時代には、大量生産・大量消費に対応する必要がありました。そのための商品や生産物の保管場所として、各地に次々に倉庫が設置されていったわけです。ところがバブルの崩壊に伴い、消費者のニーズも大きく変化しました。流行の移り変わりも激しくなっており、流通業界は多様なニーズに対応することを求められています。こうした流れを受けて物流倉庫としても、単なる保管場所から物流サービスの拠点化へと進化することになります。
物流倉庫とレンタル倉庫
物流倉庫と似た業態としてレンタル倉庫があります。両者の違いは物流業務への対応の仕方にあります。レンタル倉庫では入出庫の確認と施設全体の管理を行います。一方物流倉庫ではレンタル倉庫の業務に加え、検品や入出庫作業など物流業務全般に携わります。利用可能な流通サービスは倉庫ごとに異なり、荷物のピックアップや仕分けなどを代行してくれる倉庫もあります。保管形態に関しても大規模なものから小規模なものまで、運営状況によって異なります。
物流倉庫の選び方について
物流倉庫の入庫業務では入庫品の個数をはじめ、商品内容の確認を行います。要望に応じて不良品の返品にも対応します。その他、倉庫への搬入や棚入れなど、専任スタッフが対応することになります。出庫業務では流通加工タグの貼り付けからピックアップ、梱包や伝票封入などが行われます。現在は流通ニーズが多様化しており多品種対応や少量対応、そして多頻度対応が当たり前になりつつあります。物流アウトソーシングを検討する際には、以上3つの対応ポイントを満たす物流倉庫を選ぶのが良いと言えます。
物流倉庫の立地条件としては、広大な面積を確保出来る・トラック輸送に便利な高速道路が近い・数百人レベルの雇用を確保出来るエリア等が理想的であり、関東郊外にそれらの条件に合致するエリアが存在しています。
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